内容説明
本書に収録された作品は、日本列島の海岸線と漁村の日常生活を捉えたもので、わが国が工業化社会への道を本格的に歩み始め、様々な矛盾が露呈し、社会問題となってきた時代である1960年代半ばから80年代に撮影されたもの。海を生活の場所とする人々が、近代文明の波に洗われ、本来の自然が失われてゆく時代の流れの中で、日常生活を送る姿は自然環境の大切さを、そして私達が後世のために守るべきものが何かを訴える貴重な労作である。
著者等紹介
児島昭雄[コジマアキオ]
1927年埼玉県生まれ。1949年東京写真工業専門学校(現、東京工芸大学)卒業。(株)新東宝映画撮影所にスチルカメラマンとして入社。1953年リーダーズダイジェスト社入社。1956年オリンパスカメラクラブ主幹、「オリンパスフォトグラフィー」編集長。1964年フリー写真家となる。現在(社)日本写真家協会会員。(社)日本広告写真家協会名誉会員。日本写真芸術学会評議員。JCIIフォトクリニック講師。NHK学園講師。日本写真学園校長
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