目次
東京都墨田区東向島
東京都台東区浅草「浅草六区」
愛知県犬山市西古券「銭湯跡」
刷京都台東区浅草ひさご通り「甘粕」
東京都中央区銀座「三原橋地下街」
愛媛県今治市北宝来町
埼玉県行田市
東京都足立区関原「ひらさわ呉服店」
横浜市鶴見区浅野「鶴見線浅野駅」
東京都豊島区雑司ヶ谷「蔵」〔ほか〕
著者等紹介
なぎら健壱[ナギラケンイチ]
1952年東京銀座(旧・木挽町)に生まれる。以来下町で育つ。1970年全日本フォークジャンボリーでデビュー。1972年ファーストアルバム「万年床」をリリース。現在はコンサート、ライブ活動の他、独特のキャラクターでテレビ、ラジオ、映画、ドラマの出演や、新聞、雑誌等の執筆でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
86
なぎら健壱氏による町の写真集。エッセイとともに語られる。映画館、廃屋、公園などの建物、錆びた看板などどれも以前は存在感あふれるものだっただろう。郊外のショッピングセンターが増え替わりに町を歩いて物を買ったり入ったりすることが減ったことの気づいた。人から人への物やサービスが希薄になってますますこのような景色が増えそして消えてゆくと思う。長く続いていた飲み屋の写真に写る人の背中がとてもあたたかく見えた。著者のお人柄かな。図書館本2017/06/21
ophiuchi
11
赤瀬川原平が言い出した「超芸術トマソン」に近いテイストの写真もあった。コンパクトカメラしかないけど、なるべく持ち歩くようにしようと思う。2017/09/15
KF
8
ミュージシャンなのか、テレビ・ラジオのタレントなのか、なんとも一括りにしづらい方ですが、先日「もうすぐ絶滅するという煙草について」の本に数頁記載があって読んだのが初めてで、一冊全ては初めてでした。写真撮影も相当に好んでいるようで、手持ちのカメラの種類、数量が驚くほど。しかも歩いてどんどん撮影。更にその歴史を調べて、将来を読むという文章がかなり良い印象でした。日頃テレビやラジオで話す際の独特の口調が文章にも表れています(例として「わたし」ではなく「あたし」)。手元にもう一冊あるので続けて読んでみます。2024/03/17
チョビ
5
再開発につぐ再開発で、いつかなくなるだろう風景を、なんと著者は(基本的に)コンパクトカメラで撮影している。よって広角気味の撮影ではなるが、一眼レフが全てではないと思わせる一枚。実は自分もこの本にある風景をコンパクトカメラで撮影したことがあるのだが(ご興味のある方は本つぶ参照)、いや、恐れ入った!2018/06/10
どすきん
5
今は「なぎらけんいち」では無い事を知った。端正な写真を撮るのだなぁ。2017/07/06