内容説明
あのレンズは良い、あのレンズはは悪いといった判断のほかに、あのレンズの悪さが良いという考え方もある。生まれ出てきたレンズ達の良い点、美点を見つけ出す。
目次
1 レンズの迷宮から
2 レンズ十二夜
3 レンズの海への測鉛
4 レンズの消息
5 三つのレンズ
6 すべてのレンズに神は宿り賜う
著者等紹介
飯田鉄[イイダテツ]
歴史的建築物の撮影や都市環境の撮影を主とする。雑誌『東京人』や『日本カメラ』などに写真を発表する他、カメラとレンズが大好きでこれらに関する著作も多数手掛ける。写真家・1948年東京生まれ。1987年度日本写真協会新人賞受賞
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感想・レビュー
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ほじゅどー
10
★★★★機械的に作られたレンズであるが、それらには人間と同様に民族性や地域性、果ては製造番号ごとの個性まで感じられる。すべてのレンズに神は宿り賜う。レンズの迷宮へようこそ。2016/10/26
もりけい
5
レンズそれぞれに撮れる絵は異なり、どれも味がある。あれもこれもと試してレンズの沼にはまるり抜け出せなくなる。1994年ぐらいの記事で時代はまだフィルムカメラ全盛期。一部を除き、焦点の合わせ方も人手で大変だった様子。今の誰でも撮影ができることにありがたみと時代を感じる。2015/09/06
ふう
1
すべてのレンズに神は宿り賜う。あるいは、すべてのレンズ達にその各々の神が宿り賜う。2013/12/29