内容説明
生活保護行政の現場で悩むケースワーカー必見!生活保護ケースワーカーが語る、9つの支援困難事例を収録。事例から学ぶ生活保護ケースワークの役割や意義、課題について解説。現場で悩むケースワーカーの思いに寄り添い、新たな一歩を踏み出すためのヒントを示す一冊。
目次
第1章 ケースワーカーのおかれた状況と「支援困難事例」(担当世帯数からみるケースワーカーの業務量;「支援困難」な被保護者とは ほか)
第2章 生活保護行政におけるケースワーカーと要保護者の関係(「支援困難」と行政の支援力;生活保護法制定時の議論 ほか)
第3章 「支援困難」者への支援事例とケースワーカーの悩み(アルコール問題が疑われる人への支援;不就労が長期化する人への支援 ほか)
第4章 生活保護ケースワークとケースワーカーの役割―支援困難事例の検討から(ケースワーカーと被保護者の関係性;生活保護行政の姿勢と要保護者の関係 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
52
生活保護を受けている世帯の自立を支援するケースワーカーのオーバーワークを取り上げている。ケースワーカー1人当たりの担当世帯数は、平均約90世帯とある。驚きの数だ。それだけの世帯に月1回の訪問や面談などを行うとして、1日平均4~5世帯になる。準備、経過記録、必要手続きなどの付帯業務を含めると、1日の業務時間は8時間労働では収まらない。そして、支援困難事例の何と多いことか。疲弊して効果が上がらないのが(素人の私でも)目に見える。世の中にはいろいろな人がいるが、どうすれば好循環が生まれるのだろうか?2023/08/09
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