内容説明
オープンイノベーションの契約交渉の場面で、ビジネス的な視点から「知財」×「法務」を総合的に判断することが求められる今、スタートアップ支援や、知財・法務に携わる関係者必読の書!
目次
第1章 技術法務のススメ―この本で何を伝えたいのか世の中に技術法務という概念が必要であること(マーケットは常に歪んでいる;技術法務のススメ ほか)
第2章 知財戦略を実現する(知財戦略 セオリ編;知財マネジメント プラクティス編―事業戦略と有機的に関連づけられた知財戦略を実現するために)
第3章 勝つ!リーガル・プラクティス(実践的契約書の起案法;特許ライセンス契約 ほか)
第4章 技術法務の真髄(ケース1 社内の知財マネジメント体制を整備した例;ケース2 知財の分析・コンサルティング例 ほか)
著者等紹介
鮫島正洋[サメジママサヒロ]
パートナー弁護士(1999年登録)・弁理士(1992年当初登録、1999年再登録)。専門分野:技術系知財(電気・材料)。エンジニアを経て弁理士登録。日本IBMにて知財実務・マネジメントを学び、弁護士登録。知財戦略の第一人者にして、小説『下町ロケット』に登場する弁護士のモデルとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
4
改訂版が出たということで改めて読む。本書の特徴は何と言っても、法的な観点から知財・契約を説明するのではなく、明確に事業戦略との整合性という観点から知財・契約を説明している点だと思う。本書の前半部分では、知財と事業戦略の関係性を非常にわかりやすく説明しており、知財業務がどのように事業の競争力の確保という観点で重要かがよくわかる。また後半部分では、契約審査を3つの切り口から解説していくが、いずれも知財関連契約以外にも応用可能な汎用的なモノだと思う。特に、スキーム関連条項という切り口は非常に良い。良書だと思う。2022/09/22
まさやん510
3
8年ぶりに改訂された、技術法務(5pに定義あり)という考え方と知財戦略、各種契約の実践的な作成方法等について解説している、内田鮫島法律事務所の定評ある書籍。必須特許等の知財戦略のセオリなどは、同事務所の知見の蓄積に基づく説得的なものだし、契約書の解説も、ひな型を掲載してさらっと解説するようなスタイルではなく「経験的には◯年という定めが多い」というような相場感も多く共有されていて良い。 第4章のケース紹介はちょっと自事務所のアピールが強すぎかなと思うものの、アピールして良いくらいの実績がある事務所ではある。2022/09/06
かぼちゃん
0
買った2023/11/03
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