内容説明
これはもう、地方財政の大河ドラマだ!地方財政制度を作り上げてきた先人たちの生き様を、ここに生き生きと再現する!無味乾燥なはずの地方財政制度の裏側にある、地方自治への熱き思いが、今よみがえる…。地方財政70年の歴史の転換点を物語として書き下ろした、新入門書。
目次
第1章 シャウプ勧告は理想論だが、ワークしない提言だった
第2章 地方財政制度の運命を定めた「穴あき地方財政計画事件」
第3章 道州制はなぜ実現しない、地方分権はもう終わりなのか?
第4章 補助金を改革しようとすると義務教育費国庫負担金が暴れ出す
第5章 地方交付税はマッハだよ―法定率30%の壁をめぐる闘い
第6章 お互いにダラ助になって来た―地方交付税の年度間調整
第7章 国庫支出金の超過負担問題で天下を震駭させた摂津訴訟
第8章 起債自由化を求めた東京都起債訴訟は時期尚早だった
最終章 物語をいまにつなげるために