内容説明
夫婦・親子の新たな絆、再生への2つのストーリー。調停での援助技術と働き掛けのための新しい実務書。夫婦の葛藤、親としての気持ちや思考の変化の過程を読み解く。面会交流をめぐる紛争における実務上の視点、留意点等を描く。
目次
第1章 本書における面会交流の考え方と基本的視点(面会交流事件の概況;面会交流事件の特徴 ほか)
第2章 調停委員会による調整事例―ケース1 父が子どもの気持ちと家族の在り方を考えたことで、夫婦関係・家族関係が再構築できたケース(ストーリー概要;プロローグ ほか)
第3章 調査官調査の活用による調整事例―ケース2 両親が調停を通じ板挟みにある子の心情を理解し、「夫婦の争い」から「子どもとの交流」に視点を変えたケース(ストーリー概要;プロローグ ほか)
第4章 面会交流をめぐる紛争における最近の実務上の留意点(実務上問題となる面会交流の禁止・制限事由及び阻害事由についての留意点;第三者機関の利用 ほか)