内容説明
弁護士=現場教員だから分かる、学校のリアルな問題に教師兼弁護士の視点から最適解を導く1冊。
目次
序章 スクールロイヤー
第1章 教育法と教育紛争(教育法総論;教育紛争の解決方法;学校の法的責任;外部専門家)
第2章 教育紛争の典型と問題(学校事故;保護者対応;学級担任;いじめ;不登校;生徒指導;体罰;発達障害・特別支援教育;外国人;部活動;児童虐待;少年事件;教員の労働問題;法教育;著作権)
第3章 その他の教育紛争
著者等紹介
神内聡[ジンナイアキラ]
1978年香川県高松市生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院教育学研究科修了。筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了。弁護士(東京弁護士会)、専修教員免許(社会科)保有。専門は教育法。現在、本郷さくら総合法律事務所代表弁護士、淑徳中学高等学校社会科教諭。日本で最初の教師と弁護士を兼業するスクールロイヤーで、2018年現在、全国で唯一の「学校内弁護士」。学校現場で高校生のクラス担任をはじめとする教員業務と、教育法を専門とする弁護士活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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saiikitogohu
2
「部活動顧問は自らの意思で自主的に業務を担当すると解して給特法は適用されないとした裁判例や、部活動顧問の注意義務に平均的なスポーツ指導者以上の科学的知見を要求した最高裁判例のように…何ら法令で規定されていない部活動顧問の業務に過酷な時間外労働と法的責任を負わせた司法や責任は極めて重大」21「日本の1学級当たりの生徒数は31.2人で、OECD平均の24.1人を大きく上回利、教員一人あたりの生徒数も日本は20.3人て、OECD平均の12.4人をやはり大きく上回る」「現職教員の意見…政策組織に反対されない」232020/08/29
Q
2
2020年最初の読了本。学校教育における法問題について、一問一答で解説。法律解説でありながら、教員・予算の不足、学校特有の事情とそれに対する法曹・政策担当者の理解不足、国際比較して異常な業務量、範囲、責任の重さを有する教員の実態など諸問題を法務面から指摘している。非常に読みやすい一冊でした。2020/01/01
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