出版社内容情報
李 範俊[イボムジユン]
著・文・その他
在日コリアン弁護士協会[]
翻訳
内容説明
“民主化憲法によって生まれた憲法裁判所は、様々な悪法を次々と葬り去った。”選挙区人口格差事件、大統領弾劾事件をはじめ、画期的な判断を示しながら、その「理念」と「現実」の間で苦悩してきた憲法裁判官の姿を描いた、韓国のベストセラーを翻訳。
目次
抗争―市民パワー、憲法裁判所を誕生させる
庁舎―貞洞の一間、乙支路の教室、齋洞の裁判所
武士―軍事政権時代の悪法を憲法の剣で切る
訴願―法院という分厚い障壁を取り払う
攻撃―大法院に繋がれた堅い錨の鎖を切る
流出―検察、法院、国会、青瓦台に、情報は漏れ
公安―民主化憲法裁判所、また別の民主化と向き合う
変心―20年の姦通論争、犯罪であるのか、不道徳であるのか
市場―経済を青瓦台の意のままにさせない
遅延―ダンマリ憲法裁判所、時が過ぎるのを待つだけ〔ほか〕
著者等紹介
李範俊[イボムジュン]
ノンフィクション作家兼新聞記者。2010年に「今年の放送記者賞」、2011年に「韓国記者協会記者賞」を受賞。韓国最大の経済誌「毎日経済」を経て、リベラル系の「京郷新聞」記者となる。ソウルに生まれ育ち、国文学と日本学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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