目次
第1章 文化地理学序章
第2章 文化地理学の伝統
第3章 文化地理学再考
第4章 環境、倫理、景観
第5章 景観の進化
第6章 地域的景観
第7章 権力、アイデンティティ、世界の景観
第8章 権力、アイデンティティ、表象
第9章 場所で生活する:社会‐空間関係
第10章 文化地理学―継続と展開
著者等紹介
山本正三[ヤマモトショウゾウ]
筑波大学名誉教授。理学博士。1928年生まれ。1951年東京文理科大学卒業。筑波大学教授、筑波大学附属高等学校校長、獨協大学教授を歴任
菅野峰明[カンノミネアキ]
埼玉大学名誉教授。Ph.D.(地理学博士)。1944年生まれ。1977年ジョージア大学大学院博士課程地理学専攻修了。埼玉大学教授、放送大学埼玉学習センター所長を歴任
田林明[タバヤシアキラ]
筑波大学名誉教授。理学博士。1948年生まれ。1975年東京教育大学大学院博士課程地理学専攻退学。筑波大学助教授、筑波大学教授を歴任
菊地俊夫[キクチトシオ]
東京都立大学名誉教授・東京都立大学プレミアムカレッジ特任教授。理学博士。1955年生まれ。1984年筑波大学大学院博士課程地球科学研究科地理学・水文学単位取得退学。東京都立大学教授、国土交通省審議会(小笠原諸島振興担当)会長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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スミス(1997)は社会科学を、人間性の信頼の明らかな徴候であり、人間性研究の専門家の知識と技術が特別の地位を占めることを示す、と主張(13頁)。クローバーとパーソンズ(1958)は、文化を、人間の行動と行動によって造られた人工物を形成する諸要素としての価値観、思想およびその他の象徴的で意義深いシステムを受け継ぎ、創り上げられた内容と形態とする(19頁)。26-27ページの文化の地理学的解釈の諸例では、1925年のサウアーを皮切りに、ミッチェル(2003)まで、相当な文化の定義が書かれている。2024/08/18