内容説明
テロとの戦いという世界の潮流に逆ってチェチェン民族の怨念はロシアに過去の清算を挑みつづける。
目次
第1章 甦るチェチェン戦争(ソ連邦崩壊から独立へ;第一次チェチェン戦争;裏切られた和平 ほか)
第2章 かくも長き戦いのカフカス(ロシアの南下;山脈を越えて;征服のイデオロギー ほか)
第3章 カフカスと世界の未来(分裂する世論;“渡りに舟”の“テロとの戦い”;“テロとの戦い”の方法論 ほか)
著者等紹介
植田樹[ウエダシゲル]
1940年生まれ。東京外国語大学ロシア科卒、NHKに記者として入局。モスクワ特派員(74~79)として旧ソ連、東欧取材。その後、ポーランドの連帯運動やイランのホメイニ革命、イラン・イラク戦争などを現地取材。ニューデリー特派員(84~87)として南西アジアの宗教、民族問題を取材した。解説委員(92~2000)、部外解説委員(~04年3月)。ユーラシアの民族、歴史、地域諸問題に取り組む
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