内容説明
本書は、単なる表面上の矛盾や些細な言葉の綾を、あげつらっているのではない。もっとも大切なことは、間違った常識の原因として、時代感覚または時代認識の欠如、さらには真理を求める精神、ないしは平衡感覚の欠落があることである。これは見逃せないというか、恐しいことである。誤った常識、時代に適わなくなった常識、あるいは例外を無視できない常識について、実例によって実証し、そのよってくる原因を追求し、正しい常識観を樹立したいと願うのが本書の目的である。
目次
1 早呑み込みの間違い
2 「昔は…」のウソ
3 とかく日本は、日本人は
4 民主主義のケジメ
5 古い先入観
6 なんとなく、そうだと思っている
7 本質を忘れた常識
8 ウソであってほしい常識