内容説明
昭和中期、戦後最大級の倒産をした企業を舞台に繰りひろげられた、伝説の経営者深尾茂と無名のサッカーボーイ河口洋の「盾盗り」物語。
目次
第1章 小さなサッカーボーイ
第2章 満州馬賊になりそこねた男
第3章 サッカーボーイ、「華北の虎」と出逢う
第4章 隠された二年間
第5章 永大産業サッカー部誕生
第6章 深尾茂逝く
第7章 日本リーグ一部初年度の戦い
第8章 狙うぞ日本一!第五十四回天皇杯
第9章 暗転。サッカー部解散か
所10章 廃部
著者等紹介
斎藤一九馬[サイトウイクマ]
1947年生まれ。東京外国語大学卒業。大手アパレル企業勤務を経て、脱サラ。フリーの編集者に転進。『別冊メンズクラブ』(婦人画報社)の編集者を務めるかたわら、週刊誌等に時事・社会問題などの記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すざく
3
懐かしさと、切なさと、愛しさで胸がいっぱい。私が永大を知ったのは、新聞だったか、サッカー誌だったか「廃部の名相銀から6人の選手を獲得、日本リーグ入りをめざす」という記事。そんなに簡単にはいかないよ、と思ったけど、なんと翌年には2部リーグに上がった!そしてその年、私は縁あって永大サッカー部と関わることになる。ほんの小さな関わりだけど私もその場にいた。Jリーグが生まれるずっと前、40年も前の話。永大サッカー部がまいた種が大きく育っていたことを知り胸が熱くなった。2015/06/04
Hideki Kakitsuka
2
1970年代、私が小学校でサッカーを始めた頃、こんなにサッカーに熱く掛けていた人達、会社、そして街が山口県にあったことに驚いた。 「 歓喜の歌は響くのか 永大産業サッカー部 創部3年目の天皇杯決勝 (角川文庫) 斎藤 一九馬」は本書の文庫版. 2011/10/07
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