内容説明
１９９７年５月、一人の若者が自室でインターネットサイト「￥ＣＯＲＥＰＲＩＣＥ￥」を立ち上げた。パソコンの販売価格を調べ、掲載するホームページだった。個人が運営するサイトは、やがて有限会社になり、株式会社となり、東証１部に上場する一流企業に成長していく。さらに発展を続ける「カカクコム」１０年間の真実が今、解き明かされる。
目次
第１章 創業
第２章 発展
第３章 邂逅
第４章 展開
第５章 攻勢
第６章 上場
第７章 結束
第８章 再生
第９章 未来
著者等紹介
久保田正志［クボタマサシ］
１９６０年、東京都大田区生まれ。東京大学法学部卒。サラリーマン生活を送った後、フリーライターとしてプレジデント社、文藝春秋社、朝日新聞社などで取材・執筆活動を行う。ペンネーム「藤原征矢」で小説、脚本等も手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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まめタンク
11
全てはある男の思いつきから始まる。最安値を掲載したサイトがあれば面白いんじゃないか。そんな発想から早１４年。価格コムは日本を代表する、いゃネット最大の価格比較サイトとなった。創業者から時期社長へと３代の交代が繰り返された、社長が変わる度、方針は転換された。しかし、唯一変わらなかったものが一つ。それは、常に最安値の店舗を掲載するという事。創業から１０年という節目に発売された本書、ネット企業を目指す方には目標として、そして２代目社長から３代目社長の頃にはビジネス書としての一面を覗かさせる。賢者の買い物、まさに2011/03/10
Yasomi Mori
5
カカクコムの創業後10年間の物語。前身サイト「コアプライス」の立ち上げから東証一部上場までの間にトップが2回交代しているが、フェーズごとにどういった意思決定がなされてきたか、その経緯やプロセスを知ることができる貴重な資料（絶版本？）。「最安値情報の掲載」という徹底的に消費者立場のコンセプトゆえ、メーカーと良好な関係を築くまでに苦労した話や、穐田氏率いるICPの資本参加後の話など。創業チームによるPC・家電製品の価格比較と並行して、ICPチームが収益性重視の比較サービス立ち上げの役割を担っていた模様。2021/08/20
Nepenthes
1
起業家はあらゆる本を読むべきだけれども、本著は間違いなくその一冊に入る名著。特に創業者の人間性、ハートが素晴らしく読中何度も胸を打たれた。思い付きから実家の自室で手作り創業、連日連夜試行錯誤の経営、そして3度に渡る経営者の受継もお見事。一貫されている消費者視点のその抜かりない気遣い、心配り、真心に感動します。仕事に限らず理想的な状態というのはそういうものだと思う。逆を言えば人間性や心を欠いている状態というのは現状の何かしらが間違っている証なのだと感じる。才能のある人にそっとお勧めしたい、個人的名著。2022/01/03
かさ
1
価格comの立ち上げから上場までを描いた一冊 創業者が早々に売却し立ち去りながらも、成長を続ける稀有な会社。 創業者はユーザーのことだけを考えているということを強く学んだ 2018/06/12
tossy
0
価格.comの創業から現在までに至るサクセスストーリが書かれている。価格.comにはユーザに役立つサービスを提供するということが最重要視されていることがわかった。創業当初の槙野さんの考え方、行動力は見習うべきものである。穐田社長に変わったあとのサービスの展開、東証１部上場までの話も勉強になる。仕事に対して頑張ろうと思わせてくれる本でした。2015/08/02
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- 洋書
- Denis Savary
