内容説明
第85回全国高校サッカー選手権大会を制した盛岡商業。その1年前には岩手県予選決勝で敗れた。待っていたのは長い冬だった。平成18年11月、弱点を克服したチームは2年ぶり15回目の出場を決めた。しかし、チームに緊急事態が起こる。監督の齋藤重信が病に倒れた―満身創痍ながら、監督はチームに戻ってきた。サッカー部全体がさらに結束を固めた。平成19年1月8日、盛岡商業サッカー部の「じょっぱり魂」が実を結んだ。
目次
第1章 平成19年1月8日決勝
第2章 第85回選手権への道のり
第3章 人間・齋藤重信と盛岡商業
第4章 齋藤重信、倒れる
第5章 第85回全国高校サッカー選手権大会
著者等紹介
吉沢康一[ヨシザワコウイチ]
1969年4月15日、埼玉県生まれ。浦和レッズのサポーターからライターに転身。現在は中学と高校で指導者としても活動している。高校サッカー、フットサル界には幅広いネットワークを持っている
齋藤重信[サイトウシゲノブ]
1947年5月6日、岩手県盛岡市生まれ。盛岡商業、順天堂大学を経て70年遠野農業(現・遠野緑峰)で指導者人生をスタート。77年に母校の盛岡商業へ。選手権には14年間で6年連続を含む8回出場し2度のベスト8進出を果たす。92年に大船渡へ。咽頭ガンを患いながらも強豪校に育て上げ、小笠原満男らプロ選手も輩出した。2001年から再び盛岡商業へ。就任2年目から3年連続選手権出場を果たすなど常勝軍団を作り上げた。06年11月に冠動脈血栓で8時間を越える手術を受ける。無事に生還直後の07年1月、盛岡商業を第85回全国高校サッカー選手権の優勝に導いた。2007年5月6日、還暦を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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