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出版社内容情報
2000年代以降、国内の有名メーカーにおいて、品質不正問題が次々に明るみとなった。リコール隠し、食品の原産地や銘柄の偽装など、意図的な不正もある一方、検査データの“補正”、製造工程の無断変更など、悪いという意識が薄く、「お客様のため会社のためよかれと思って」という行為が多数を占めている。役員も、社員も、どうしてこのような行為に走り、会社の信頼を失わせるのか。
「動機」「機会」「正当化」という《不正のトライアングル理論》にあてはめると、その原因が浮かび上がってくる。そして、万が一、不正行為の予兆をつかんだ場合にはどのような危機対応をすべきか。事実・経緯の調査、取引先や行政への報告、製品措置、そして対外発表といった複数のアクションを同時かつ迅速に実行することを求められる。起こしたことはもちろん、起こした後の対応も、会社信頼の浮沈に直結する。
品質不正はなぜ起こるのか。どうすれば防げるのか。そして万が一不正を発見した場合、いつ何をすべきなのか。本書では、事例をもとにそのポイントを考察する。
内容説明
2000年代以降、国内の有名メーカーにおいて、品質不正問題が次々に明るみとなった。リコール隠し、食品の原産地や銘柄の偽装など、意図的な不正もある一方、検査データの“補正”、製造工程の無断変更など、悪いという意識が薄く、「お客様のため会社のためよかれと思って」という行為が多数を占めている。役員も、社員も、どうしてこのような行為に走り、会社の信頼を失わせるのか。「動機」「機会」「正当化」という“不正のトライアングル理論”にあてはめると、その原因が浮かび上がってくる。そして、万が一、不正行為の予兆をつかんだ場合にどのような危機対応をすべきか。事実・経緯の調査、取引先や行政への報告、製品措置、そして対外発表といった複数のアクションを同時かつ迅速に実行することを求められる。起こしたことはもちろん、起こした後の対応も、会社信頼の浮沈に直結する。品質不正はなぜ起こるのか。どうすれば防げるのか。そして万が一不正を発見した場合、いつ何をすべきなのか。本書では、事例をもとにそのポイントを考察する。
目次
第1章 社会問題となった品質不正
第2章 品質不正と不正のトライアングル(そもそも品質とは?;品質不正は、オモテの品質のみならず、ウラの品質違反も含む ほか)
第3章 品質不正にかかわる想定ケース(想定ケースNo.1:自動車部品メーカーによる検査データ改ざん;想定ケースNo.2:電気ケーブル製品メーカーによるUL規格違反 ほか)
第4章 品質不正を予防するために(品質方針;品質保証体制 ほか)
第5章 不正覚知後の危機対応(不正発覚の端緒;発覚後の初動対応 ほか)