出版社内容情報
消極的に過去の経験だけに頼っているのでは、はじめて経験する新しい事態への対応を間違えて痛い目に遭うことが少なくありません。そこで、与えられた経験にだけ頼るのではなく、積極的に新しい経験を追求して、そこから貴重な教訓を習得しようというのが実験です。
実験は未知への挑戦です。なんの作戦もなく、へたな鉄砲かず撃ちゃ当たるでは、犠牲が多い割に成果が上がりません。そこで、実験に臨む作戦の基本ルールとして開発されたのが「実験計画法」です。
一般に実験計画法は、効率のいい実験計画の立て方と、実験データの分析法(分散分析)の両輪から成り立ち、とくに、企業レベルの実験に際しては、実際に要する経費や期間を節約し、実験結果に対して正当な判断を下すための切り札としての地位を不動のものとしています。
本書は、実験計画の立て方や分散分析の手順が面倒で、初心者泣かせと言われる実験計画法の真髄に触れていただくと同時に、明日の実務にもすぐ使える入門書です。
第2版の刊行から10年以上たち、その間の社会環境の変化などにより、文中の記述に不自然な箇所が目につきはじめました。そこで、そのような部分だけを改訂させていただきました。
内容説明
消極的に過去の経験だけに頼っているのでは、はじめて経験する新しい事態への対応を間違えて痛い目に遭うことも少なくありません。そこで、与えられた経験にだけ頼るのではなく、積極的に新しい経験を追求して、そこから貴重な教訓を習得しようというのが実験です。実験は未知への挑戦です。なんの作戦もなく、へたな鉄砲かず撃ちゃ当たるでは、犠牲が多い割に成果が上がりません。そこで、実験に臨む作戦の基本ルールとして開発されたのが「実験計画法」です。一般に実験計画法は、効率のいい実験計画の立て方と、実験データの分析法(分散分析)の両輪から成り立ち、とくに、企業レベルの実験に際しては、実際に要する経費や期間を節約し、実験結果に対して正当な判断を下すための切り札としての地位を不動のものとしています。本書は、実験計画の立て方や分散分析の手順が面倒で、初心者泣かせと言われる実験計画法の真髄に触れていただくと同時に、あすの実務にもすぐ使える入門書です。
目次
1 商品見本2つ半
2 ランダム化の功徳
3 因子が1つ―実験計画と分散分析
4 因子が2つ、3つ、4つ…―実験計画と分散分析
5 ラテン方格を使う―実験計画と分散分析
6 交互作用と直交表
7 手順トラの巻
付録
著者等紹介
大村平[オオムラヒトシ]
工学博士。1930年秋田県に生まれる。2021年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。