内容説明
本書は、自社の経営パフォーマンス(会社の業績)を上げ、顧客価値経営(真の品質経営)を目指すという目的のために、ISO9001をアンリミテッドに活用しつくして、組織のQMSを再構築する方法論、事業成功のための3ステップを説いたものである。本書では、中小企業での実践例を豊富に紹介している。また、推奨する再構築法に対する自社の状況を評価できるように、付録として「QMS再構築のためのチェックリスト」を収録している。このチェックリストには、それぞれのチェック項目と、そこに問題があった場合に見られる「主な症状・結果」を記載している。
目次
第1章 ISO9001を使いこなしていますか?―ISO9001をベースに品質経営を極める
第2章 ISO9001をアンリミテッドに活用して経営パフォーマンスを上げる
第3章 “ステップ1”QMSの目的づくり
第4章 “ステップ2”QMSへの実装
第5章 “ステップ3”持続的成功のためのQMS
第6章 3ステップを効果的に活用するポイント
付録 QMS再構築のためのチェックリスト
著者等紹介
丸山昇[マルヤマノボル]
アイソマネジメント研究所所長。1947年東京に生まれる。1977年ぺんてる株式会社(文具製造業)に入社。同社吉川工場の生産技術室、QC担当室長、生産本部QC・TQC・IE担当次長、茨城工場の企画室長などに従事。2002年に同社を退社し、アイソマネジメント研究所を設立。中小企業診断士、元日本品質奨励賞審査委員、ISO9001及びISO14001主任審査員として、中小・中堅企業向けの経営/生産/品質管理を中心としたコンサルタントや、セミナー講師、審査活動などを行っている。超ISO企業研究会メンバー
金子雅明[カネコマサアキ]
東海大学情報通信学部経営システム工学科准教授。1979年生まれ。2007年早稲田大学理工学研究科経営システム工学専攻博士課程修了。2009年に博士(工学)を取得。2007年同大学創造理工学部経営システム工学科助手に就任。2010年青山学院大学理工学部経営システム工学科助手、2013年同大学同学部同学科助教を経て2014年より東海大学情報通信学部経営システム工学科専任講師(品質管理)に就任し、現在に至る。専門分野は品質管理・TQM、医療の質・安全保証、BCMS。超ISO企業研究会副会長
飯塚悦功[イイズカヨシノリ]
東京大学名誉教授。1947年生まれ。1970年東京大学工学部卒業。1974年東京大学大学院修士課程修了。1997年東京大学教授。2013年退職。2016年公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)理事長。日本品質管理学会元会長、デミング賞審査委員会元委員長、日本経営品質賞委員。ISO/TC176前日本代表、JAB認定委員会前委員長などを歴任。超ISO企業研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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