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内容説明
本書は、開発設計プロセスの上流でタグチメソッド(品質工学)を有効活用するための方法、および創造性と効率性を両立することを目指した新しい技法CS‐T法を解説したものです。CS‐T(Causality Search T‐Method)法とは、従来、技術者の発想に頼って定義していた基本機能を実験的に見つけ出すことを可能にし、さらに実験回数を減らすことも可能にする画期的な方法です。
目次
第1章 創造技法としての品質工学(従来からの開発設計プロセスとその課題;光ディスクにおけるロバスト性 ほか)
第2章 技術開発における実験の基礎知識(1因子実験の問題点;計測特性の構造と交互作用 ほか)
第3章 ロバストパラメータ設計による技術開発(技術開発段階におけるパラメータ設計;製品設計段階におけるパラメータ設計 ほか)
第4章 基本機能を探索できるCS‐T法(CS‐T法による実験計画とその狙い;用紙の小型折り機構開発への適用事例 ほか)
著者等紹介
細川哲夫[ホソカワテツオ]
博士(工学)。1961年生まれる。1987年東京農工大学大学院修士課程応用物理学専攻修了。(株)リコーへ入社し、光ディスクの製品設計に従事。1989年(株)ニコンへ入社し、光磁気ディスクの技術開発に従事。品質工学の活用によりLIMDOW‐MOの事業化に成功。1998年富士通(株)へ入社し、磁気ディスクなどの製品設計および品質工学の社内推進に従事。2007年(株)リコーへ入社し、品質工学の社内推進に従事。2019年明治大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。現在、(株)リコーで、品質工学を活用した技術開発テーマの支援と人材育成を担当。東京工業大学非常勤講師(2008年~)。表彰:品質工学会品質工学賞論文賞銀賞(2003年)、品質工学会品質工学賞発表賞銀賞(2004年)、品質管理学会品質技術賞(2015年)、21st International QMOD-ICQSS Conferrence Best Paper Award(2018年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。