内容説明
労働安全衛生の現場では、次のような問題に直面しています。1.同じ労働安全衛生の改善問題が繰り返される。2.“安全第一”と言いながら、本当に実践する経営者は少ない。3.労働安全衛生の目標を設定しても、活動計画にはレベルアップの要素がなく、行事計画になっている。本書は、これらの継続する組織の労働安全衛生問題を解決し、労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)を構築するための、現場における現実的な視点から多くの気づきを描いているISO45001の構築実践書です。また、自社マニュアルの作成例として、架空企業の労働安全衛生マネジメントシステムマニュアル完全版と、すぐに使える帳票例として様式集を収録しています。
目次
第1章 ISO45001による新しい労働安全衛生の取組み(労働安全衛生活動の要素をつなげてレベルアップ;現場を重視したリスクアセスメント実施による重篤災害の予防;変更管理プロセス;従業員満足・顧客満足を組織の発展につなげる;社会的信用を得るための認証制度)
第2章 ISO45001要求事項と規格解釈早わかり(労働安全衛生マネジメントシステムの構築とは;ISO45001要求事項と規格解釈早わかり)
第3章 ISO45001を活用したOHSMSの構築方法(既存の活動からリスクアセスメントを見直す;OHSパフォーマンスの顕在化;日常的に実施する改善活動とヒューマンエラー防止;仕組みを改善する本当の内部監査のやり方;OHSMSの構築方法)
第4章 労働安全衛生マネジメントシステムマニュアルの例
付録 様式集
著者等紹介
平林良人[ヒラバヤシヨシト]
株式会社テクノファ取締役会長。1944年生まれ。1968年東北大学工学部卒業。1987年セイコーエプソン英国工場取締役工場長。1998年~2002年公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)評議員、2001年~2010年ISO/TC176(ISO9001)日本代表エキスパート、2002年~2010年東京大学大学院新領域創成科学研究科非常勤講師、2004年~2007年経済産業省新JISマーク制度委員会委員、2008年~2014年東京大学工学系研究科共同研究員。2016年~現在までニチアス株式会社社外取締役、2014年~現在まで超ISO企業研究会副会長
有賀源司[アルガゲンジ]
有限会社有賀コンサルタント代表取締役。1954年生まれ。大阪工業大学工学部応用化学科卒業。大明化学工業株式会社勤務。株式会社キッツ勤務。1991年に有限会社有賀コンサルタントを設立し、各種組織の労働安全衛生管理の指導や、ISO9001、ISO14001、OHSAS18001の認証取得指導を行う。労働安全コンサルタント(化学)、労働衛生コンサルタント(労働衛生工学)。JRCA主任審査員、CEAR主任審査員、IRCA主任審査員。一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 和書
- 盗掘王 〈7〉 MFC