内容説明
オペレーションズ・リサーチは、意思決定を助けるために最善の答を見出す科学的な手法です。けれども、ORは純粋科学ではありません。社会現象を対象とするだけあって、ORは実用科学です。したがって、モデル作りの精密さや数学的な厳密さにこだわってORを活用する範囲を局限しないことが肝要です。大局観を失わず、しかし大胆に、斬新な発想のもとでのびのびと、むずかしい数式を使わないことを誇りに、平明で鮮烈な説得力をもって第三者をうならせることがORの醍醐味です。
目次
1 ORのすべて、見せます
2 線形計画法(その1)―混ぜ合わせと割り当てのテクニック
3 線形計画法(その2)―線形とはいうものの
4 動的計画法―将来への最善を積み重ねて
5 待ち行列と在庫管理
6 PERT―最善の日程計画を追究する
7 シミュレーションとモデル
8 ゲームの理論
9 意思決定への道
著者等紹介
大村平[オオムラヒトシ]
工学博士。1930年秋田県に生まれる。1953年東京工業大学機械工学科卒業。防衛庁空幕技術部長、航空実験団司令、西部航空方面隊司令官、航空幕僚長を歴任。1987年退官。その後、防衛庁技術研究本部技術顧問、お茶の水女子大学非常勤講師、日本電気株式会社顧問、(社)日本航空宇宙工業会顧問などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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