- ホーム
- > 和書
- > 工学
- > 経営工学
- > 品質管理(QC等)標準規格(JIS等)
内容説明
一見トレードオフの関係に見える高品質と低コストも、技術力・設計力を高めることで両立できる。その方法としてタグチメソッド(品質工学)が役に立つ。タグチメソッドの狙いは何か、個々の手法(損失関数、MTシステムなど)の狙いは何か、その考え方と統計手法の両面から解説。タグチメソッドに、しばしば見られる、独特な言い回しや表現を著者ならではの表現でわかりやすく解説している。
目次
第1章 進化するものづくり設計
第2章 いじめればできる未然防止―機能性評価
第3章 意地悪な使用条件と製品の狙いを両立させる―パラメータ設計
第4章 失敗は成功の母―パラメータ設計の再現性と二段階設計
第5章 社会全体の利益を考えよう―損失関数
第6章 複雑な現象も解き明かせる―MTシステム
第7章 一流の設計者の発想―安全と信頼の設計工学
著者等紹介
長谷部光雄[ハセベミツオ]
名古屋大学理学部物理学科卒、(株)リコーに入社。国産初の高速複写機やカラー複写機のデジタル化技術など、最先端技術分野の開発を担当。この間、国内外で50件以上の登録特許を取得。技術開発センター所長などを経験後、技師長および顧問として、リコーグループ全体の技術力向上と技術者育成にあたる。現在は品質工学のコンサルティング(のっぽ技研)代表。日本画像学会の技術賞、品質工学会の金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
放蕩長男
6
工業製品の設計は、責任重大な仕事です。設計が間違いを起こせば、生産現場で作る製品は、全てが間違いだらけの不良だらけになります。何か問題があると、なぜ設計の段階でそれを想定しなかったのか、と追求されます。現実には、設計部隊の前には時間の壁が立ちはだかります。様々な不具合を全て網羅するには、時間が足りなさすぎるのです。経営陣も、経費削減の名の下に、開発期間を短縮しにかかります。板挾み、理不尽。その解決策のひとつが、田口玄一博士のタグチメソッドです。私は設計ではありませんが、他分野への応用も効きそうです。2016/09/14
-
- 和書
- 古事記おもしろ読本