内容説明
本田宗一郎が創業した本田技研工業(株)。創業者率いる1960年代のホンダでは、すでに「横方向のマネジメント―マネジングサイドウェイ」が行われていたという。このマネジングサイドウェイのための方法が、プロセスアプローチである。タートルチャートを活用したやり方こそ、プロセスアプローチマネジメントの究極の方法である、と著者は説く。ISO9001:2015においてはプロセスアプローチが要求事項となる。その対応のためにも、プロセスアプローチは必須である。本書では、中堅企業、木曽精機(株)で成果をあげたそのノウハウを公開する。
目次
第1章 マネジングサイドウェイのすゝめ
第2章 2015年界定版ではプロセスアプローチが要求事項
第3章 これが“今流”マネジメントマニュアルだ
第4章 タートルチャートの実践例(木曽精機(株)の事例)
第5章 プロセスアプローチ内部監査のガイダンス
第6章 本田宗一郎に学んだプロセスアプローチのこころ
著者等紹介
沖本一宏[オキモトカズヒロ]
1939年広島県呉市に生まれる。広島県広高等学校、京都大学工学部航空工学科卒業。1964年本田技研工業株式会社入社。工場品質管理部門、アメリカンホンダ(LA)、サービス部門、品質保証部門、購買部門、TQM推進部門などを経て、退職。1994年株式会社セガエンタープライゼス入社。サービス部門、品質保証部門などを経て退職。1997年株式会社クオリティマネジメント研究所代表取締役、ISO9001主任審査員、QS9000主任審査員、ISO/TS16949主任審査員、AS9000航空審査員、ISO14001主任審査員、神奈川大学工学部非常勤講師、国立呉工業高等専門学校特命教授など歴任。現在、NPO法人ATACひろしま理事、株式会社クオリティマネジメント研究所代表取締役、木曽精機株式会社顧問
木曽一成[キソカズナリ]
1964年広島県尾道市向島町に生まれる。広島県立福山葦陽高校・帝京大学を卒業。1989年木曽精機株式会社入社。キソメック株式会社入社。1999年木曽精機株式会社代表取締役社長に就任。2004年キソメック株式会社代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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