内容説明
本書はライフサイクルコスティングの入門書である。ライフサイクルコストとは、「製品の全寿命期間における取得コスト、所有コスト及び廃却コストの総計」である。また、ライフサイクルコスティグとは、「ライフサイクルコストを見積り、複数の代替案のなかから、ライフサイクルコストを選択基準として調達の意思決定を行うこと」である。本書では、有用なライフサイクルコスティングの概念と手法をわかりやすく解説した。
目次
第1章 ライフサイクルコストについて(ライフサイクルコストの身近な例;ライフサイクルコストとは ほか)
第2章 ライフサイクルコスティングの進め方(導入;ライフサイクルコスティングの準備 ほか)
第3章 ライフサイクルコスティング事例集(自動車のライフサイクルコスティング;事務所用電球のライフサイクルコスティング ほか)
第4章 ライフサイクルコストQ&A(ライフサイクルコスティングの目的は?;ライフサイクルコストはどの視点で考えるべきか? ほか)
第5章 ライフサイクルコスト用語の解説(ライフサイクルコスト;コストモデル ほか)
著者等紹介
夏目武[ナツメタケシ]
筑波技術短期大学名誉教授。1961年、立教大学理学部物理学科卒。日本アイビーエム株式会社に25年間勤務した後、国立筑波技術短期大学情報処理学科教授就任、2003年定年退官、文教大学大学院情報学専攻兼任講師、2007年、同退職。現在、信頼性安全性コンサルタント。RAMS_office代表。専門分野は、信頼性安全性管理工学、システム保証工学、総合コスト工学
門奈哲也[モンナテツヤ]
サツポロビール株式会社商品・技術イノベーション部パッケージング技術開発センターセンター長代理。1965年静岡県磐田市生まれ。2008年、千葉工業大学大学院工学研究科博士後期課程経営工学専攻修了。1989年、サッポロビール株式会社入社。専門分野は環境マネジメント、技術経営
古野紀雄[フルノノリオ]
日本電気株式会社シニアエキスパート。1976年、北九州工業高等専門学校・電気工学科卒。1976年、日本電気株式会社(NEC)入社。レーダー開発、LSI開発、品質管理業務を経て、現在、航空宇宙関連のプロジェクト管理に従事。専門分野は信頼性管理、品質管理、プロジェクト管理
中島洋行[ナカジマヒロユキ]
作新学院大学経営学部教授。1977年神奈川県横浜市生まれ。2002年、明治大学経営学部卒業、2004年、明治大学大学院経営学研究科博士前期課程修了(経営学修士)、2011年、明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(経営学博士)。2007年より作新学院大学経営学部准教授、2013年より現職。専門分野は原価計算および管理会計(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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