内容説明
ISOのマネジメントシステム規格は、組織のマネジメントシステムを構築するための絶好のツールである。しかし、そのISO規格をベースとした活動も、形式的な構築や運用に終始している例が少なくない。中には、「認証は得たものの実績が上がらない」、「普段の書類と認証用の書類のダブルスタンダードになって手間だけが増えた」など、本末転倒の結果に陥るケースさえある。ISOの認証や内部監査で効果をあげるにはどうすればよいのか。ISOを経営に活かすにはどうすればよいのか。また、有効性を高めるためのノウハウとは、ISO審査・認証の最前線で活躍する著者が、本当に組織のためになるISO活動の極意を伝授する。
目次
第1章 効果を導く内部監査の実践(今、どんな問題が現れているのか;内部監査は何のために行うのか;現場でみんなで行う内部監査を ほか)
第2章 効果を高めるマネジメントマニュアル(文書化)のあり方(よく耳にし、目にする話;文書化に関する規格、指針を振り返ろう何のためのマニュアルか ほか)
第3章 経営に直結させるISOの効果的な方針・目標展開(よく聞く話;組織が真に目指すところ;「方針」、「目標」の規格・指針を振り返る ほか)
著者等紹介
仲川久史[ナカガワヒサシ]
1957年、神奈川県生まれ。小田急ホテルチェーン、平安閣グループを経て、1992年、有限会社ソフトウェーブジャパン設立。ホテルなどのコンサルタント、ホテル学校講師、コンビニエンスストア経営などを経て、2005年から財団法人日本科学技術連盟ISO審査登録センター品質審査室勤務、2007年から品質審査室室長、2010年から品質・環境審査室室長。品質管理学会正会員。JRCA(品質)CEAR(環境)両主任審査員。審査実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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