内容説明
問題発生にはワケがあり、そのワケがわかれば学習を重ねて成長できるようになる。その学習プロセスにおける重要な要素が、原因分析である。原因分析にはコツがある。なかでも原因系に対するモデルを有していることが必須であり、問題発生に関わるあらゆる側面に関してモデル(仮説)を有していることが問題解決成功への秘訣である。本書は、帰納的推論(経験・事例の一般化)及び演繹的推論(科学・理論の展開)による仮説に基づく「構造モデル」を適用した原因分析法を解説したものである。
目次
第1章 問題解決の反面教師
第2章 原因分析の基本技術
第3章 構造モデル
第4章 構造モデルを用いた原因分析法の事例
第5章 プロセスネットワークモデルを用いた原因分析法(PNA法)
第6章 原因分析のQ&A
著者等紹介
飯塚悦功[イイズカヨシノリ]
1970年東京大学工学部計数工学科卒業。1974年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。同年電気通信大学経営工学科助手。1976年東京大学工学部助手。1983年同講師。1984年同助教授。1997年東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授。2008年同医療社会システム工学寄付講座特任教授。2012年同上席研究員。工学博士
金子龍三[カネコリュウゾウ]
1970年東京工業大学大学院修士課程修了。同年日本電気(株)入社。1981年日本電気テレコムシステム(株)出向。技術部門長兼TQC推進担当。1988年日本電気(株)伝送・ソフトウェア開発部長、開発本部長等歴任。1999年日本電気テレコムシステム(株)出向。取締役、技術管理本部長歴任。2003年日本電気通信システム(株)執行役員、CS品質保証部長、NCOS技術研修所長を経て、現在、(株)プロセスネットワーク代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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