内容説明
保全に関する基本的な考え方とその変遷。また、それにともなってどのような対策が取られてきたかを保全現場における具体的な事例、中でも航空産業に基づいた事例を多数用いて詳しく解説。一方、保全で必要となる基本的かつ理論的な考え方をなるべくていねいに記述。
目次
第1章 故障と保全の考え方(故障の概念;保全)
第2章 保全に必要な数理(統計確率のまとめ;信頼度関数と故障分布関数;故障率(関数)
再生関数と再生方程式
保全で使用される分布
システムのアベイラビリティ)
第3章 保全性設計(保全性設計;保全性予測・配分;保全性解析;試験性と診断;保全性設計のツール;保全性設計基準)
第4章 予防保全と最適保全(保全の基本的考え方;保全法の比較など;事後保全;定期保全;最適保全)
第5章 LCCとRCM(LCCについて;RCM(Reliability Centered Maintenance))
著者等紹介
藤本良一[フジモトリョウイチ]
1948年生まれ。北海道大学理学部数学科卒業。1971年よりIHI航空宇宙事業本部で航空機エンジンや宇宙機器の開発・量産・運用における安全性・信頼性、科学的品質管理、ロバスト設計の推進に従事。現在、IHI航空エンジン事業部技師長。日本科学技術連盟信頼性セミナー・FMEA/FTA講師
堀籠教夫[ホリゴメミチオ]
1940年生まれ。東京商船大学(現東京海洋大学)卒業。東京海洋大学名誉教授、工学博士。日本舶用機関学会(現日本マリンエンジニア学会)土光賞。電子情報通信学会フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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