内容説明
本書は、効率良く、質の高い結果が得られる実験を行えるように、単なる統計の知識だけでなく、実験の準備から、実験計画の立て方、実験データの統計的な取扱いまでがバランスよく記述されたものである。本書で解説するデータ解析の方法は、主に実験計画法の内容が中心となっており、実験データを統計的に解析できる知識と、実験の考え方や計画方法を一緒に習得するうえで効果的な内容になっている。
目次
第1章 科学・工学における実験の役割
第2章 実験と誤差
第3章 偶然誤差の統計的処理
第4章 相関と回帰
第5章 最小二乗法による関数のあてはめ
第6章 検定と推定
第7章 実験計画法
第8章 特性値
著者等紹介
立林和夫[タテバヤシカズオ]
1948年島根県松江市に生まれる。1972年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業。同年富士ゼロックス株式会社入社。1993~2001年品質工学会理事。現在、富士ゼロックス株式会社勤務。明治大学理工学部兼任講師。統計数理研究所客員教授
宮城善一[ミヤギゼンイチ]
1989年明治大学大学院機械工学専攻博士後期課程修了(工学博士)。1991年通商産業省工業技術院計量研究所。1997年アメリカ商務省国立標準技術研究所(NIST)客員研究員。現在、明治大学理工学部機械工学科准教授。所属学会は日本機械学会、精密工学会、日本接着学会、日本設計工学会、品質工学会、人間工学会、アメリカ接着学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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