内容説明
FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)手法は、IEC(国際電気標準会議)規格として1985年に制定されており各国で適用され、国内外でよく活用されている。いま、ISO9000ファミリー適用の品質管理プログラムの中にFMEA手法の活用を明記し、信頼性の高い製品作りを目指すことが大切な時期となっている。本書は、著者の長年にわたる実践経験とFMEA活用事例約150例の調査などをもとに、FMEA手法を体系的に説明している。
目次
第1章 FMEA手法の概要
第2章 実践FMEA手法
第3章 ライフサイクル段階ごとのFMEAワークシート
第4章 致命度、危険優先数の評価方法と評価点表
第5章 故障モード
第6章 品質保証、信頼性保証、安全性保証プログラムによるFMEA実施計画
第7章 FMEA実践事例
第8章 FMEA手法の拡張:故障診断装置の設計と保全性作業計画手法
第9章 FMEAに関連する信頼性解析手法
第10章 設計改善支援技術:信頼性、保全性、安全性設計技術とライフサイクルコスト
著者等紹介
小野寺勝重[オノデラカツシゲ]
1961年山形大学工学部電気工学科卒業。同年(株)日立製作所に入社。日立工場にて、主として原子力プラントの信頼性解析および品質管理に従事。1987年日立工場予防保全サービスセンタ長。1998年(株)日立製作所を定年退職。日本信頼性学会理事、監事および(財)日本科学技術連盟信頼性・保全性シンポジウム委員などを経て現在、茨城大学工学部講師、IEC(国際電気標準会議)、TC56(信頼性・保全性)委員。工学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会