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内容説明
トヨタ自動車のものづくりは、品質と生産効率の改善が絶え間なく行われ、これに関する考え方・手法・しくみが一体となって構築されている。本書では、これらの手法の1つである、未然防止のためのマネジメント手法GD3(ジー・ディー・キューブと呼ぶ)法について、トヨタ自動車でGD3を自ら開発した著者が、開発にいたる経緯・背景をはじめ、具体的な使い方から適応分野までをはじめて公開する。
目次
1 未然防止とは
2 日本製品の品質を育てた人々と製品開発の課題
3 未然防止マネジメントの手法・GD3の背景
4 Good Design:良い設計
5 Good Discussion:良いディスカッション
6 DRBFMの実施要領
7 Good Design Review:良いデザインレビュー
8 GD3のさらなる展開
付録
著者等紹介
吉村達彦[ヨシムラタツヒコ]
1942年生まれ。1968年東北大学大学院機械工学第2専攻修士課程修了。1968年トヨタ自動車(株)入社(第2技術部)。1988年工学博士(東北大学)。1989年先行実験室長。1991年第3車両技術部要素実験室長。1992年同部制動実験室長。第4開発センターシャシー技術部長。1996年第1車両技術部信頼性強度SSE。2000年九州大学大学院教授(工学研究院機械科学部門機械強度学講座)。自動車技術会賞受賞、機械学会技術功労賞受賞、日本機械学会フェロー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
42
#感想歌 HAZOPがないのは疑問よい分析(Good dissection)不十分だと感じています。p.s. 良い設計(Good design)良い議論(Good Discussion)は分かる。分かった点しか書いていないReviewは、実は何も分かっていない場合がある。分からなかった点を書いてあるReviewを信用した方がよいかもしれない。それが、未然防止の肝。問題が安全である場合には、FMEAをやり過ぎるより、安全分析をやりきることの方がよい設計には必要。故障は必ずしも安全の原因ではない。2017/05/16
渡辺 晶
2
未然防止に対する本質的な進め方・考え方が記載されている。ただDRBFMの事例がもう少しあると、事例を参照しつつ実践へと繋げることができてよいと思う。2020/12/20
りさ
2
DRBFMについて学ぶための課題図書として会社から借りた本。事例をあげてわかりやすく書かれていた。エキスパートが揃っていないとDRBFMは成り立たないのではないかと思った。相当経験つんでないと想像して不具合を予測するのは困難なのではないかと・・・。未然防止とは難しいものだと感じた。2011/05/07
tomozoo33
1
DRBFM・DRBTR・GD③2014/03/09
ujisanchi
1
DRBFMのイメージは持つことができた。2012/11/26