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内容説明
本書は、とかく難解といわれるダクチメソッドを、統計的手法の入門者にも理解できるように工夫を凝らした入門書である。難解なタグチメソッドの概念・用語を技術者や工学系の学生向けにわかりやすく解説した。事例を用いて手法を説明することで、タグチメソッドを活用するポイントを明らかにした。タグチメソッドの入門者がつまずきやすい点を、図などを利用しながら丁寧に解説した。
目次
第1章 システムと安定性
第2章 パラメータ設計入門(望目特性を例として)
第3章 動特性のパラメータ設計
第4章 技術開発段階でのパラメータ設計
第5章 非線形システムのパラメータ設計
第6章 入出力が測れない場合のパラメータ設計
第7章 直交表を利用したその他の設計活動
第8章 損失関数とその利用
第9章 MTシステム
第10章 タグチメソッドと開発プロセス改革
第11章 タグチメソッドを理解するために
著者等紹介
立林和夫[タテバヤシカズオ]
1948年島根県松江市に生まれる。1972年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業。富士ゼロックス株式会社入社。1993~2001年品質工学会理事。現在、富士ゼロックス株式会社勤務、東京工業大学工学部非常勤講師、明治大学理工学部兼任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おまんじう
1
途中まで読んだ。同じ著者が出している新書のタグチメソッド入門を詳しくした感じで、内容はそう変わらなかった。2020/06/28
Kenny
0
タグチメソッドの目的は、①高品質の製品を作る。②開発効率を向上させる。戦略は、開発の最初期段階、できれば技術開発段階で品質問題を作りこむ。戦術は、①入出力のロバストネスを考える。②ノイズを取り上げる。③システムの入力を変える。④ロバストネス(ノイズに対して出力変動が小さいこと)を定量化する尺度を作る。⑤ロバストネスを上げるパラメータを発見する。⑥2段階設計を行う。⑦ロバスト設計後の許容差設計を行う。武器は、バラつきと平均の分離とパラメータ設計法、応答解析法である。ここでの高品質とはSN比と安定度である。2025/01/18
米山ゆたか
0
妻にも読んで欲しい一冊。料理の味付けのSN比上げてくれんかね。
閑居
0
タグチメソッド の入門書の決定版。どこ見ても、この本を参照してる。一家に一冊必携。