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内容説明
タグチメソッドとは、田口玄一博士がほぼ独力で構築・体系化された品質改善のための技術論である。日本では品質工学とも呼ばれ、近年、海外とくに躍進する米国製造業での普及・活用がめざましく、その功績によって田口玄一博士は1997年に米国自動車殿堂入りを果たされた。SN比、直交表、損失関数、パラメータ設計(ロバストデザイン)、MTS法など多彩なテクニカル方法論からなるタグチメソッドは、一方でさまざまな疑問も指摘され、また、誤解されていることも少なくはない。本書は、応用統計学の気鋭学者である著者が、SQC(統計的品質管理)の再構築のために、タグチメソッドがもたらした品質を獲得する技術の本質と有用性の解明に挑む注目の書である。
目次
1 タグチメソッドで扱う品質とは何か
2 SQC(統計的品質管理)はどのように発展してきたか
3 パラメータ設計がもたらしたもの
4 パフォーマンス測度としてのSN比
5 混合系直交表のススメ
6 外側配置が変えた実験計画法
7 判別分析に代わるMTS法
8 損失関数とその応用技術