出版社内容情報
『竹細工入門』が好評の、職人に学ぶシリーズ続刊。直径30センチのザルと、B5サイズの手提げ・縦長の投げ入れカゴなど3種類のカゴの制作プロセスを豊富な写真を用いて伝授します。普段づかいの道具を自分でつくる愉しみと、竹細工の面白さに更に近づける一冊です。
※2013年3月初版刊行の同名書籍のカバーデザインと定価を変更して再刊行したものです。内容に変更はありません。
内容説明
竹細工の基本はザルとカゴの編み方にありますが、本書では『竹細工入門』のステップアップとして、「手提げカゴ」「円型のザル」「投げ入れカゴ」「肩掛けカゴ」の製作法を紹介します。手が込んで難しそうに見えますが、作品が大きい分、繰り返しの作業になります。使い込んでいくと風合いの変化も楽しむことができます。あなた自身のザルやカゴを作ってみましょう。
目次
竹を編む準備(竹細工の主な道具紹介;幅取り器;竹の油抜きと保存)
実技(手提げカゴ;ザル;投げ入れカゴ;肩掛けカゴ)
(いくらで売ったらいいのだろうか;狂い竹;“竹学校”は“分”をわきまえている)
著者等紹介
稻垣尚友[イナガキナオトモ]
1942年、東京生まれ。熊本県の人吉盆地で竹に関わる修業をする。師匠は農具を専門に作る人で、動力農機具が未発達で、プラスティック製農具も世の中に出回っていない時代に活躍した人だった。その後、籠屋が産業として成り立たなくなり、そうした下降線をたどる中で、籠編みを習い始める。腕一本で家族を養っていくには工夫が必要であった。習得した技をアレンジして、農具以外の籠を編んだ。また、竹をヒゴに細工するばかりでなく、丸のまま使って家具作りも手がけ、市場を都会に求めた。個展も開催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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