出版社内容情報
近年のキーワードである「癒し」や「マインドフルネス」もまた、そうした時代の中で「どうやって自分を保つか?」という、生き残るための本能的なニーズの現れととらえることができます。
本書はこうした時代の中で、体と心を整える具体的な方法論として〈自分でできる、セルフタッチング〉の方法を紹介するものです。
本書で紹介するセルフタッチングは、自分自身にゆっくり、やさしく触れることで、皮膚の神経組織を刺激し、体から心を癒す簡単なボディワークです。
他人に触れられることが苦手な人や、他者と触れ合う機会がない人でも時間や場所を選ばず自分のペースで実践できるため、うつ症状のある方や自閉症・発達障害などの方にも紹介される機会が多くなっています。
内容説明
新型コロナ、SNS、リモートワーク、オンライン学習…。広がりながらバラバラになった世界で必要なのは、誰かとつながる前に、自分とつながること。さわって、自分を見つける。自分を癒す。タッチ研究の第一人者・山口創先生との対談も収録!実際の動きが分かるQR動画つき!
目次
第1章 セルフタッチングってなんでしょう?
第2章 世界は触れることから始まった
第3章 触れることで生まれる“安心”“安全”
第4章 グラウンディングで地球の中心を感じる
第5章 存在の源泉、呼吸に気づく
第6章 こころとからだを解く、やわらかな手を育む
第7章 からだの内側にある“ゆらぎ”に触れる
第8章 セルフタッチングでからだをつなげる
第9章 存在の尊さを知るセルフコンパッション
対談 山口創&中川れい子
著者等紹介
中川れい子[ナカガワレイコ]
NPO法人タッチケア支援センター代表理事、エサレンボディワーク認定施術者、こころとからだのセラピールームamana space代表、“身”の医療研究会理事。兵庫県生まれ。関西学院大学文学部卒業。1995年の阪神淡路大震災で被災後、現地ボランティアとして被災の現場にあたるなか、からだを通してのこころのケアと癒しの必要性を痛感する。1999年に、日本で最初に開催されたエサレンボディワーク認定コースに参加。その後、認定プラクティショナーとしてセッションを積み重ねるなかで、非侵襲的な、ソマティクス・ベースの”タッチ”の癒しの可能性を感じ、2011年に、NPO法人タッチケア支援センターを設立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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