内容説明
一拳を求めて歩み続けた男の姿。新たに増補版として小チベット・ラダックへの旅行記、講演録、自身の武術哲学を記したエッセイ“魂の芸術”、妻・松田晴美氏インタビュー「我が夫・松田隆智」と図入りの練習メモを収録。さらに少年期からこれまで公の場では語られてこなかった、“空白の二十代”を振り返るラストインタビューを公開。
目次
第１章 評論編
第２章 空手編
第３章 古武道編
第４章 中国拳法編
第５章 魂の故郷ラダックを行く
第６章 講演録「中国武術概論」
第７章 妻・松田晴美が語る「我が夫・松田隆智」
第８章 松田隆智ラストインタビュー
第９章 あとがきにかえて「魂の芸術・拳法」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H_AY
1
★42015/08/18
米記
1
劇画『拳児』誕生の切っ掛けとなり、日本の中国武術・古武道の隆盛に大きな影響を与えた著作が、増補版として出版されると知り手に取った。原著自体が、著者の空手から始まる修行録であると同時に、当時一般には知られていなかった、中国武術・古武道の門派や「秘伝」の概要を記した、読み物としても資料としても価値の高い物だった。原著に匹敵する分量が増補され、以前にも増して著者の『修行』時の実際の様子が伺われ、資料としてはもちろん、武術・武道のみならず技術・道を極めたいと思う者にとって必読の貴重な記録となっている。 2015/04/18
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