内容説明
小面。静かに微笑む若い女性を象ったその姿は、能面を代表する一枚と言えます。本書ではこの“小面”を彫り・打ち・彩色するまでの全ての制作過程を余すことなく収録。本格的に面打ちを志す方にとって必要な全てがここにあります。増女・万媚・孫次郎・深井6方向写真と原寸型紙付き。
目次
面打ちに使う道具(彫りに使う道具;面裏を塗る道具;胡粉を塗る道具;胡粉を磨く道具;彩色の道具;作業台;コンパス;砥石;能面の用材、桧)
小面を打つ(彫り1 木取りから小鼻を出す;彫り2 粗彫りの完成;彫り3 小作りから仕上げ;彩色1 彩色の下作り;彩色2 彩色の完成)
著者等紹介
倉林朗[クラバヤシアキラ]
昭和35年6月15日生まれ。昭和54年8月長沢氏春氏(無形文化財技術保持者)に師事し、面打ちを始める。昭和60年山梨県中巨摩郡敷島町に能面教室を創設。平成16年9月埼玉県新座市石神光雲堂で能面教室がスタート。平成20年4月東京都新宿区高田馬場に能面教室を開く。平成21年3月茨城県石岡市に能面教室を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。