内容説明
「根付」とは、印篭や袋物などの提物を帯に挟んで下げるときの留め具として使うもの。その良さは、何といっても庶民的な味わいであり、その魅力は、繊細な彫刻で表現された、ひねり・しゃれ・おかしみ・あたたかみ、などに有る。「伊勢根付」の第一人者が、木を材料に彫る根付の制作方法を多くの写真と図でやさしく紹介した待望の入門書。
目次
実技入門(根付を作る前に;材料;道具 ほか)
基本作品の制作(栗;茄子;きのこ;瓢箪 ほか)
応用作品の制作(お多福豆;豌豆;蛤;柿 ほか)
著者等紹介
中川忠峰[ナカガワタダミネ]
1947(昭和22)年三重県伊勢市生まれ。1978(昭和53)年大工職人から木彫の道へ入る(伊勢一刀彫りの中本忠道氏に師事)。1980(昭和55)年根付の制作を始める。1987(昭和62)年故高円宮殿下に作品をお求めいただく。1993(平成05)年まちかど博物館「伊勢根付彫刻館」を開館。2008(平成20)年平成19年度三重県文化賞・文化功労賞受賞。国際根付彫刻会会長、伊勢の匠会会長、伊勢志摩木彫会会長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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