内容説明
著者が銅版画を始めた1964年から現在までの、今はほんのわずかな面影を残すだけとなった武蔵野の林や田園、畦道の他、旅行先で出会った樹々の風景を誠実に捉えた銅版画代表作75点を掲載。さらに繊細で鋭い線を生かしたエッチング、優美なマニエール・ノワールの技法に加え、駒井哲郎、吹田文明などの版画人との交流を綴った随筆、巻末に使用銅版、用具材料の解説を添えて鑑賞の手助けとした。
目次
作品
エッチング―線彫りと腐食の効果(制作のための下準備;エッチングの技法―1色1版で;多色刷りの技法―6色3版で)
マニエール・ノワール―黒の中に白を表現(マニエール・ノワールの技法―1色1版で;作品と使用銅版―6点;材料と用具)