内容説明
「散らし書き」とは、字間・行間・行の長短などを揃えずに紙面を構成する日本独特の表現です。平安朝以来、和歌書を中心に展開しましたが、近世以降は俳句や詩文書にも応用され、多彩な展開をみせて今日に至っております。本書では、「散らし書き」による多彩な作品づくりを指南。和歌、俳句、大字仮名など作品づくりにお役立てください。
目次
第1章 散らし書きとは?(散らし書きとはどのような表現か;散らし書き 入門の入門―五文字の散らし書き ほか)
第2章 古典に学ぶ散らし書き(行の高低;行の逓減 ほか)
第3章 散らし書きのテクニック(紙面構成の考え方;文字の選択―変体仮名の上手な用法 ほか)
第4章 さまざまな散らし書き(和歌の散らし書き;俳句の散らし書き ほか)
第5章 かなの基礎学習(かなの基本運筆;かな作品創作入門 ほか)
著者等紹介
大石三世子[オオイシミヨコ]
宮崎県生まれ。大石隆子に師事。現在、日展会友、読売書法会理事、栴檀社理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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