内容説明
千葉県館山市の漁師町で生まれた著者は、地引網の網元として日夜働く両親の姿を見て育った。夫を早くに亡くした母は、夫のかわりに地引網の親方となって人を束ね、懸命に働いた。そして三十年間、館山で一人暮らしをしていた。その母が徐々に体の不調を訴えるようになった。そこから本書のストーリーは始まる。同居から入院、介護施設での生活を通してくり広げられる母親との葛藤を綴る―。
目次
墨彩画作品(とうもろこし;煮干し;アジの開き;きゅうり;りんご;玉ねぎ;小菊;桜;イカ)
母の介護日記(いよいよその時が来た;母が五井に来た;くも膜下出血で倒れる;介護施設へ入所)
母の日記
母の詩/菜の花
著者等紹介
浅野照子[アサノテルコ]
1949年館山に生まれる。千葉県立安房南高校卒業。看護婦生活10年、以後主婦専業。1992年銀鈴社(西千葉)にて初個展、以後毎年個展を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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