内容説明
本書は、本格的な水墨画の研鑽を積み、日本で長く普及活動に取り組んできた著者が、その豊富な指導経験をもとにまとめた実践的な入門書です。まず初めに基本的な墨や色の使い方、筆使いなどについて学び、その後構図や画面構成の考え方にもふれながら、具体的な作品づくりの方法を勉強していきます。作例は、水仙、朝顔、菜の花、紫陽花、桔梗、コスモス、野菊、椿など45点。全て使用した色を示し、図解や写真を用いて描き方をわかりやすく説明しました。また、花器や蝶、鳥、猫などを組み合わせた作例も交え、バラエティー豊かな内容となっています。
目次
1 墨彩画の基礎(墨彩画の準備;描き始めましょう)
2 スケッチから墨彩画へ(スケッチについて;スケッチと墨彩画)
3 作品づくりのポイント(小品の制作のポイント;花器を組み合わせて;虫・鳥・動物を組み合わせてイメージをつくる)
4 墨彩画の展開(画面の構成を分析する;色紙に描く;ハガキに描く)
著者等紹介
王荻地[オウテキチ]
1939年中国絵画の巨匠・王式廓の長女として中国で生まれる。1957年国立北京美術学校入学。油絵と中国画を学ぶ。1960年同校卒業。1961年国立中央美術学院版画科入学。水墨画の巨匠・呉作人と李苦禅から指導を受ける。1966年同学院卒業。1979年夫・馬驍の帰国に伴い日本に移住。1985~1991年朝日カルチャーセンター横浜、西武百貨店コミュニティーカレッジ(池袋店・船橋店)、主婦会館などで水墨画講師を務める。1991~1998年アメリカ、メキシコ、韓国、台湾など海外の美術展に出品多数。1996年国際中国美術家協会より「日中美術交流功労賞」を受賞。現在、馬驍水墨画展示館教室主任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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