内容説明
竹の子の繊維を漉き込んだ竹紙は、独特の風合いと手触り。顔彩が粗い紙肌に沁み入り、重厚だが、清澄な静けさ。村里と小川、海と家並、夜の街景を丹念に一筆一筆、心のままに写した。
目次
1 川のほとりで(白鬚橋暮色(東京)
運河の倉庫(小樽・北海道) ほか)
2 懐かしい街(駅前の喫茶店(喜多方・福島)
夜の飲み屋街(秋田) ほか)
3 海への憧れ(早晨の犬吠埼(千葉)
積丹の奇岩(北海道) ほか)
4 遠い山並み(ワタスゲの咲く栗駒山(宮城)
紅葉の十和田湖(青森) ほか)
著者等紹介
水村喜一郎[ミズムラキイチロウ]
1946東京都墨田区に生まれる。1970独協大学外国語学部英語科卒業。9歳のときに高圧電線に触れ両腕を失うが、口に絵筆をとり油絵を習い始め、現代美術研究所へ通い画才を発揮。日本各地はもとよりヨーロッパ、アフリカ、アジアの国々を訪ねる。現在、主体美術協会会員・世界身体障害芸術家協会会員
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