内容説明
はてしない砂漠の道「シルクロード」。東の国から絹を西の国へと運んだ道は、逆をたどると、仏の教えを東の国、日本へと運んだ「仏の来た道=ブッダロード」であった。著者は二十数年来、この道を訪ね歩き、仏との出会いを求めてスケッチを続けて来た。敦煌の文書が発見されて百年目の節目に、荒了寛版“新西遊記”がここにまとめられた―。
目次
シルクロードの仏たち(マトゥラー;ガンダーラ;ネパール;敦煌 ほか)
仏の来た道を歩く―玄奘三蔵の足跡を訪ねて(雲崗石窟の仏たち;敦煌壁画の仏たち;はるかなり長安;龍門石窟の仏たち ほか)
仏の来た道の終着駅―奈良・京都の仏たち