内容説明
本書は、水墨画における墨表現の基本要素としては「濃淡・潤渇」、運筆の基本としては「点・線・面」に絞り込み内容を構成しました。従来のテキストでは、伝統的な技法を細部にわたり解説したり、作家の経験から生まれた手法が紹介されてきましたが、ここでは水墨画の表現の要素をこの二つのテーマに要約して解説を試みました。
目次
第1章 水墨画とは(これからの水墨画を考える;作家に見る水墨表現;学びのポイント)
第2章 描法の基本を身につける(墨表現の基本要素は「濃淡・潤渇」;運筆は「点・線・面」から)
第3章 造形・構図・筆墨は作品づくりの鍵(造形;構図;描法の実際)
著者等紹介
沈和年[シンワネン]
1955年上海生まれ、水墨画の大家・唐雲先生に師事、上海大学美術学院卒業。1987年初めて来日、三越、そごう、東急、西武百貨店などにて巡回書画展、実演交流会参加。1990年日本に留学、和光大学で洋画家・荻太郎先生に指導を受け、美術考察に渡欧。以降、個展、団体展を中心に日中両国で作品を発表している。現在、日本翠風会代表、全日本水墨作家連発起人・同人、東京海派書画院名誉院長、国際水墨芸術促進会運営委員、上海市美術家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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