出版社内容情報
ハワイで仏教の布教の傍ら「仏画伝道」を続けてきた著者による、シルクロードに取材した幻想的な仏画と旅行記をまとめた画文集。
荒了寛[アラリョウカン]
1928年(昭和3年)、福島県生まれ。10歳で出家、大正大学大学院博士課程修了、天台学専攻。寛永寺や中尊寺などに勤め、仙台や福島で住職を歴任。1973年(昭和48年)に天台宗開教総長としてハワイ・アメリカへ渡る。最も後発の宗派であったため布教は困難を極めたが、2世や3世のための日本語学校や文化教室を開校して新たな布教活動を展開する。これまで数多くシルクロードの仏の来た道をたどって取材とスケッチを行い、仏画に表現して布教活動を実践してきた。ホノルル、サンフランシスコ、ボストン、ニューヨークなどでも個展を開き、日本でも東京、福島、仙台、盛岡、名古屋、大阪、広島、福岡など全国各地の百貨店、画廊で個展を開催している。さらに日本人移民、日系米兵に関する証言や資料集収は大変貴重な仕事として高く評価されている。88歳の喜寿を迎えた今も日本とハワイを一人で往復し、日夜両国の親善に努力されている。
著書は』『画文集・悲しみと慈しみの仏たち』『画文集・シルクロードの仏を描く』『365日を穏やかに過ごす心の習慣』『名僧たちの救いのことば108』などの単行本の他に共著も多数。
内容説明
祝・米寿(88歳)記念。天台宗アメリカ開教総長としてハワイに渡って苦節40余年。仏画を通して布教に励む著者が描いたブッダロードの仏たち。絹の道は仏の道。玄奘や円仁の足跡をたどった旅の記録と仏画。
目次
作品篇(ガンダーラの仏;ネパールの仏;中国の仏;日本の仏)
随想篇(シルクロード天山南路の旅;天空のチベットへの旅;中国五台山への旅)
著者等紹介
荒了寛[アラリョウカン]
天台宗ハワイ開教総長。大僧正。1928年(昭和3年)、福島県生まれ。10歳で出家し仏門に入る。大正大学大学院博士課程修了、天台学専攻。仙岳院法嗣、清浄光院(仙台)、大福寺(福島)住職などを歴任。1973年(昭和48年)、今東光師らの推薦により初代天台宗開教総長としてハワイに渡り、ハワイ及びアメリカ本土での布教活動に従事する。ワイキキの近くに日本語学校を開校。さらに別院内に「文化教室」を開いて、書道、日本画、茶道、華道などの実技指導を行った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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