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内容説明
県民貸出し日本一を誇る滋賀県、元県立図書館長が語る図書館活動の実践録。
目次
滋賀へ
「あけぼの号」に揺られて
「あけぼの号」の更新
滋賀での図書館づくり
「暮らしの中に図書館を」の実現へ
利用者の先を目指したい
図書館で巡り会った人たち
図書館が地域に役立つために
県立図書館長のバトンタッチ
県立図書館での仕事の始まり
図書館未設置地域の解消へ
県立図書館で取り組んだこと
『市民の図書館』と専門職館長の配置
図書館運営の見える化
図書から公文書の世界へ
「ほたるび号」について
研修の成果を求めて
図書館長の資格
図書館協議会について
報道と図書館
職員研修制度について
震災復興と図書館
寄付図書との出会い
忘れられない邂逅
著者等紹介
梅澤幸平[ウメザワコウヘイ]
1946年北海道岩見沢市生まれ。北海道立図書館、滋賀県甲西町立図書館長を経て滋賀県立図書館長。退職後は歴史的公文書に関わり滋賀県県政史料室参与。滋賀大学、京都外国語大学、滋賀文教短期大学で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
9
滋賀県を全国一の図書館先進県に押し上げた立役者のお一人。成功の要因は、図書館長と職員が専門職であることにこだわり質の高い図書館運営を続けたこと。今では珍しくないが、図書館で音楽会や展覧会、講演会を催すなど、広い意味での資料提供、文化交流の場を創られた。最近、図書館のビジネス支援が話題になっているが、甲西町立図書館では開館当初から役所内で滞留しがちな情報を広く公開し、その効果を知った役所の各課から協力要請の相談が相次いだという。その他、図書館をめぐる様々な経験や主張や提言、利用者との交流などを多数紹介。2015/08/24
トキ
2
レポートを書くに当たって適当に選んだ本だったのだけれど面白くて読み込んでしまいました。 情熱的な方だなぁと。図書館経営に関して、美談とかそういうポジティブな面だけじゃなくて、厳しい現状を伝えたネガティブな面もちゃんと著されているのは良い。今まで色んな講義を受けてきたけど、何かやっとそれらがリンクしたって感じがしました。2016/07/22
かおり
1
新刊チェックに引っ掛かり手に取りました。熱いなぁ〜!いろいろと嫌な思いをさせられ、心が萎れることもあるけれど、負けずに折衝しながらことを進めて行かねば道は開かれないのねと励まされた思いがします。理想だけをいくら持っていても絵に書いた餅である。日々勉強して自己研鑽に励みつつ、志を以って職務にあたるべし。千里の道も一歩からだ。2015/05/11
まーたろ
1
おっさんの自慢話ばっかの「オレこんな偉業なしとげちゃいました」的な本かと思いきや、司書魂の詰まった熱いお話でした。いや、自慢臭もあるけどね。結構「あいつがこんなこと言いやがった」みたいな話もチクチク。しかし、これくらい強気で仕事をしなければならない程、図書館や司書さんの置かれている状況は厳しいのだ!!ということですね。2015/03/15
NightMaz
0
著者の図書館への情熱が伝わってくる作品。図書館文化を咲かせてもらおうと、北海道にいた著者が遠い滋賀まで呼ばれた理由がよくわかる。2017/07/26