出版社内容情報
「翻訳家志望者待望の一冊!」 当代一流の翻訳者が論じる“本格的翻訳論”
翻訳のあり方、歴史上の翻訳者の生涯から、翻訳技術、翻訳市場、現代の翻訳教育産業や翻訳学習者の問題点
まで、総合的に「職業としての翻訳」を論じ、翻訳文化論を展開する。真の翻訳者とは何か、翻訳とは何か、
を伝える翻訳学習者必読本。
─ 目次 ──────────────────
はじめに 真夜中の電子メールとアマゾンの蝶々
第1章 翻訳とは何か
第2章 歴史のなかの翻訳家
第3章 翻訳の技術
第4章 翻訳の市場
第5章 翻訳者への道
第6章 職業としての翻訳
終わりに 文化としての翻訳
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…翻訳とは本来、新しい情報を取り入れるためのものだ。『蘭学事始』に描かれた『解体新書』の翻訳の過程
こそが、この仕事の原点である。それまでに聞いたことがなく、読んだこともない内容を理解し、読者に伝え
るのが、翻訳者の本来の役割である。だからこそ、翻訳は魅力のある仕事なのだ。… (第6章より)
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山岡 洋一 やまおか・よういち
1949年、神奈川県生まれ。経済・経営・金融分野を中心とする出版翻訳と産業翻訳に
たずさわる。編著書に「ビジネスマンのための経済・金融英和実用辞典」(日経BP社
1996)、訳書に「ビジョナリー・カンパニー」(日経BP出版センター 1995)、「クル
ーグマンの良い経済学悪い経済学」(日本経済新聞社 1997)、「市場対国家」(日本
経済新聞社 1999)、「バブルの歴史」(日経BP出版センター 2000)など多数。
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内容説明
翻訳のありかた、歴史上の翻訳者の生涯から、翻訳技術、翻訳市場、現代の翻訳教育産業や翻訳学習者の問題点まで、総合的に「職業としての翻訳」を論じ、翻訳文化論を展開する。真の翻訳者とは何か、翻訳とは何か、当代一流の翻訳者が論じる本格的翻訳論。
目次
はじめに 真夜中の電子メールとアマゾンの蝶々
第1章 翻訳とは何か(原書と原著の違い;漢文の伝統;汝はいかになしなすか;もうひとつの伝統;伝統との格闘;翻訳の現状)
第2章 歴史のなかの翻訳家(三蔵法師玄奘―古代インド・中国から日本へ;フナイン・イブン・イスハーク―古代ギリシャからイスラムへ;ウィリアム・ティンダル―近代ヨーロッパの大翻訳時代;村田蔵六―近代日本と翻訳)
第3章 翻訳の技術(能力不足という悩み;不足しているのは能力なのか;英文和訳の技術と翻訳の技術;外国語を読む技術;内容を理解する技術;辞書は引いても信じるな;日本語を書く技術;技術以前;意識的な二重人格としての翻訳;翻訳技術の向上のために)
第4章 翻訳の市場(翻訳の需要;翻訳の供給;翻訳需給の恐るべき不均衡;翻訳者の収入;翻訳の好循環と悪循環;隙間産業としての翻訳)
第5章 翻訳者への道
翻訳学習者の奇妙な現実
翻訳教育産業
経験年数の壁)
第6章 職業としての翻訳(在宅勤務の陥穽;独創性と継承;全体性と分業;世界語としての英語と母語としての日本語)
終わりに 文化としての翻訳
著者等紹介
山岡洋一[ヤマオカヨウイチ]
1949年、神奈川県生まれ。経済・経営・金融分野を中心とする出版翻訳と産業翻訳にたずさわる
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感想・レビュー
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Nobu A
takao
doji
さとう
Tomoko 英会話講師&翻訳者
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- 不良妻権 文春文庫