出版社内容情報
古唐津の技法を人間国宝の父・無庵とともに甦らせた陶工・中里重利の作品集。西日本新聞連載「古唐津復興」を基にした回想録も収録。
坂本大[サカモトダイ]
下村佳史[シモムラヨシフミ]
坂本美紀[サカモトミキ]
内容説明
茶陶として名高く、戦国武将に愛された「古唐津」。その技法を人間国宝の父・無庵とよみがえらせ、自身の創作へと昇華させた陶工・中里重利の作品集と、その人生をたどった回想録。おおらかな人間味を感じる器とともに、深遠な思いが伝わってくる。
目次
器ごとに味わう古唐津の妙
中里家と古唐津―土に魅せられた一族
唐津の叩き技法
重利の作品(重利しゃんとの思い出(十四代 中里太郎右衛門)
重利先生と私(萩焼十三代 田原陶兵衛))
重利回想録「古唐津復興」(プロローグ;弱気な少年と職人の世界;古唐津の栄華と衰退;よみがえる古の杖;自分の形を求めて;作陶の極地;中里重利さんの思い出;唐津での作陶風景)