- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
日本のグリーンツーリズム発祥の地大分県・安心院地区。「農村民泊」の生みの親が語るムラの幸せを求めた仲間たちとの15年。真の豊かさとは何かと日本人に問いかける。
目次
草創の章―ぶどう園からグリーンツーリズム(静一はバカじゃないか;至急電話せよ ほか)
前進の章―たくさんの出会いと交流が生まれた(子どもの逃げ場が欲しかった;心の交流で第二のふる里に ほか)
自立の章―運動を支えてくれた仲間たち(あんた給料もろたろ;来ても来んでも後悔 ほか)
応援の章―町外の多くの人に助けられた(30年ぶりの収穫;安心院はだませないわね ほか)
飛躍の章―手を引っ張り合って(足でなく手を引っ張ろう;今、アッカレンにいます ほか)
著者等紹介
宮田静一[ミヤタセイイチ]
大分県グリーンツーリズム研究会会長、安心院町グリーンツーリズム研究会会長、(株)安心院長期休暇連合会社長。昭和24年9月20日大分県宇佐市生まれ。昭和47年日本獣医畜産大学卒業。安心院町の国営パイロット事業で3ヘクタールにぶどう植栽。平成元年ぶどうの直売所開設。平成4年アグリツーリズム研究所発足、会長就任。平成8年安心院町グリーンツーリズム研究所発足、代表就任。平成14年4月大分県グリーンツーリズム研究会発足、代表就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ときどきぷろぐらま。
5
農家の家に泊まって、農家の日常を楽しむ、非日常。こんな修学旅行なら忘れられない思い出になりますよね。 小さな勉強会が、大きな流れを生み、町、県、国を動かしたんだからすごい。自ら動くことで、良い人と出会い、一つ一つ夢をかなえてきたんだろうと思う。淡々と描いているけど、ここまで大きくするのは大変だったろうな。2014/02/13
flatone
0
グリーンツーリズムが農村の過疎化を救う道であるとわかっても、それを行動に移し、ヨーロッパのモデルを実現するには相当な苦難を乗り越える必要があったようだ。しかし筆者の熱い想いは消えることなく日本初の農泊の規制緩和を実現させた。筆者である宮田さんの熱い想いと、行動力に感銘を受けた。本当に変えたいと思ったら、これぐらいの覚悟と行動力が必要なのだと知ったし、逆にその想いを消さなければ物事は実現に向くのだということを学んだ。2015/03/30