内容説明
深山の花は美しく咲いても、人知れず散っていく運命にある。小倉の場末の市場に咲いた一輪の花、ヒロイン満里子の楚々と儚い美しさを通して、崩れ行く今の世相につながる原風景が見えてくる。第18回「北九州市自分史文学賞」入賞作品。
著者等紹介
桜田靖[サクラダヤスシ]
昭和17年旧小倉市に生まれ、大分県、佐賀県で高校時代まで過ごした。昭和40年北九州大学外国語学部卒業。警視庁警察官拝命。平成3年退職。以降は警備業などの事業を起こし、後に大手ビルメンテナンス会社の事業本部で警備防災・危機管理などの研修責任者として現在に至る。ウェブ同人誌「座礁」同人。『幻の川』は、第18回「北九州市自分史文学賞」入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。